2024年 駿台小中学部
サクセスインタビュー ~
Success Interview
駿台小中学部から医学部へ
生徒:田中さくらさん
- 2015年1月
- 駿台小中学部平岡校に入会「中学受験αコース」に在籍
- 2018年1月
- 立命館慶祥中学校SPコース合格
駿台小中学部平岡校では「中高一貫アドバンストコース」に在籍 - 2020年3月
- 中学3年時より駿台小中学部新札幌校へ異動
- 2021年12月
- 駿台予備学校札幌校へも併用して通学
- 2022年4月
- 駿台予備学校では国語・英語を受講。駿台小中学部では数学を受講
- 2023年4月
- 駿台予備学校で国語・英語・化学・生物を受講
- 2024年2月
- 旭川医科大学合格
聞き手
駿台小中学部 平岡校
校舎長 早坂康幸
駿台小中学部 新札幌校
校舎長 小川吉英
- 早坂
- 入会したのは9年前ですね。
- 田中さん
- 小4になる前から、春から駿台で学習を始めていました。
- 早坂
- 学力診断テストを受けて「中学受験αコース」での入会でした。計算には自信あったんですよね?
- 田中さん
- 計算だけは最初から自信ありました。高校になっても褒められることが多かったです、計算だけは(笑)。
- 早坂
- 中学受験直前まで毎日校舎に通って来ていましたね。
- 田中さん
- 嫌だって思いながら平日は毎日学校から直接塾に向かいました。
- 早坂
- 色々なことがあったけど、それは6年前のインタビューでたくさん話してくれていますね。
- 小川
- 私はその時の「サクセスボイス」のインタビューで、まだ中学入学前なのに「お医者さんになりたい」と言っていたのに驚きました。
駿台も継続してくれましたね。 - 田中さん
- 中学内容の学習をしている間は平岡校、高校内容の学習が始まる中3からは新札幌校に行きました。
- 小川
- そうでしたね。平岡校から来てくれたときの最初の生徒面談の時から「医学部に行きたい」と言っていましたので、すごく感心したのを覚えています。数学の受講で通い始めてくれて、途中から英語も受講してくれて、ただ、数学でたくさん質問がありましたね。中学時代でつらかったことは?
- 田中さん
- つらかったのはやっぱり数学です。でも中学受験の頃のように勉強しなかったから(笑)・・・。
SPコースの認定基準をクリアすることも大変だったし、学力推移調査や定期試験で思うような結果が出せなかったときはつらかったです。中学生の頃に小学生の時くらい学習しておけば・・・。その当時はそれなりにやっているつもりなのに平岡校での中1・2の頃は「定期試験前だけの勉強では足りない」と言われていました。 - 早坂
- 覚えてくれているだけでうれしいですね。
- 小川
- 高校生になって新札幌校に通いながらも駿台予備学校にも通い始めましたが、それを考え始めた時期ときっかけは?
- 田中さん
- 高1の冬期講習受講を考えているときに、なかなか成績が伸びなかった国語のことを相談したら「国語は一度予備学校で受けてみたら?」と言われたのがきっかけです。
それまで国語の授業が楽しいと思ったことはあまりなかったけど、駿台予備学校の授業はとてもわかりやすく、「国語なのに楽しい!」と思えて、「こういう授業なら何時間でもきいていられる」と感じました。
それが高2から本格的に駿台予備学校に通おうと思ったきっかけでした。現代文は田代先生、古文は松本先生でした。このお2人の先生方と英語の池田先生には高3になってからも沢山お世話になりました。 - 早坂
- よりハイレベルな学習をするには駿台予備学校の授業は必要ですね。
- 小川
- 模試の結果は非常に優秀でしたが、医学部現役合格となると「もう少しほしいかな」っていうスコアでしたね。
「あとちょっとほしいな」と毎回思いましたね。もう少しで壁を超えると信じていましたよ! - 早坂
- 本当にあきらめないで信じて続けることは大切だってさくらさんを見て改めて感じました。
- 小川
- 予備学校では高2から国語と英語を受けたんですよね。
- 田中さん
- 高3になってからは化学と生物を受講しました。前期は英語、後期はその時間に共通テスト国語を受けました。
数学は新札幌校で受けました。集団での授業よりも数学は個別指導のほうが自分に合っていると思いました。 - 早坂
- 数学は全部小中学部だったんですね。
- 小川
- 非常勤講師のみんなが本当によく頑張ってくれました。もちろんさくらさんが一番頑張ったんですが。
- 早坂
- 学校ではどういうことに注意していましたか。
- 田中さん
- 学校の進路指導は本当によかったです。慶祥のこれまでの先輩方の実績やデータをもとに的確な指導をしてくださりました。また、担任の先生だけでなくセカンドオピニオンを利用して進路の先生にも相談することができたため学校のサポートはよかったです。
- 小川
- 予備学校でもサポートを受けましたよね。
- 田中さん
- はい、定期的にクラスリーダーと面談があって、困っていることはないか確認してくれたり、進路アドバイザーの方が相談に乗ってくれたりもしました。
- 早坂
- 色々な人の話を聞きながら進路を決めたんですね。何科のお医者さんになりたいとかありますか?
- 田中さん
- 今は循環器内科医です。
- 早坂
- 何か理由があるんですか?
- 田中さん
- 小学校の頃にテレビで見た救急医療のダイナミックさに魅かれたんですが、現実的に考えたときに心臓を扱うのが循環器内科なのでそれがいいなと思いました。北海道の医療体制について調べていた時に道北圏では心筋梗塞を扱える医師が不足しているというのを知って、旭川医大は地域医療をする医師を集めているということもあり、循環器内科医として北海道の地域医療に貢献したいと思いました。また、生活習慣病の患者さんが増えており、高血圧を扱うのも循環器内科医なので今後ますます必要性が高まる診療科だと思いました。
- 小川
- これからお世話になります(笑)。
- 早坂
- いつの間にかすごく立派なことを・・・『コード・ブルー』を見てお医者さんになりたいっていつも言っていましたもんね。
ところで小学校の頃のご家庭のサポートはよく知っていますが、高校になってからは? - 田中さん
- 勉強のことで精神的に辛い思いをしていたときには、いつも支えてくれました。また、毎日予備学校に通っていたので、毎日駅まで迎えに来てもらっていました。
- 小川
- すごいなー。毎日!
- 早坂
- ご家庭のサポートがあってたくさん勉強できたんですね。
- 田中さん
- 本当にすごく感謝しています。言葉では言い表せないくらい感謝しています。
合格の報告をした時、親戚からは驚かれることが多かったです(笑)。 - 早坂
- 私も最初聞いたときはびっくりしました(笑)。うれしいびっくり。
- 小川
- 高3になって模試の性質も変わってなかなか思うような判定も出なかったと思いますが、そのあたりはどう乗り切りましたか。
- 田中さん
- 夏休み明けに成績が伸びて、これまでの成果が出たのかなと思いましたが、志望校をあれこれ迷っているうちにモチベーションが下がることもあり、勉強に集中できないこともありました。
夏休み明け以降、模試の結果がよくなることはなかったです(笑)。そこがピークでした(笑)。 - 小川
- 本番ではそのピークは超えた?
- 田中さん
- 超えました、超えました。
- 小川
- あ、やっぱりね。模試が終わった後に伸びているんですね。
あきらめずに続けることは大事ですね。ぶれたこと一度もなかったですもんね。 - 早坂
- 小学校の頃からそうでしたね。
- 小川
- 負けず嫌いは勉強では大事ですね。自分に対しての負けず嫌いというか…。
- 田中さん
- 高校の頃はずっとG組だったので、I組に負けないぞ、勝ってやるぞっていつも思っていました。
- 小川
- 小中学部は勉強しやすい空間でしたか。
- 田中さん
- 新札幌校では自習する機会が増えて質問したいことも増えてきましたが、講師の先生たちが巡回してくれることが多くて質問しやすかったです。定期テスト対策の授業も充実していました。そのおかげで、高校3年間の評定はすごく良い成績をとることができました。
- 小川
- ありがとうございます。
- 早坂
- 同じ時期に小中学部に通っていた生徒も教えてくれていた講師の先生たちも、医学部に進んだりこの春からお医者さんになったりしています。さくらさんも帰省で札幌に戻ってきたときは駿台で非常勤講師の先生として活躍してほしいです。
- 田中さん
- わかりました。よろしくお願いします!
- 早坂
- 後輩にアドバイスをお願いしたいです。
- 田中さん
- 努力は報われると信じて、周りの人に無理だよと言われることや自分でもきつくてメンタルやられてしまいそうになる時があるかもしれないけど、最後までやり続ければどうにかなると思うので中学受験も大学受験も最後まであきらめないっていうのが一番大事だと思います。あとは、予備学校の先生方など周りの人を積極的に頼りにしていくことも大切だということを大学受験を通して感じました。
- 職員
- 本当に合格おめでとう!!